ホロライト

ホロライト開発秘話

自分の研究成果を自分の手で事業化したい

代表取締役の池田貴裕は浜松ホトニクス入社時より抱いていた「自分の研究成果を自分の手で事業化したい」という思いを実現させるため2006年4月に光産業創成大学院大学に入学。 同大学が夢を実現するのに格好の場所だと判断し、入学半年後の2006年10月同大学内にてパイフォトニクス株式会社を設立することとなった。

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ホログラム用照明「ホロライト」誕生

2007年夏、ホログラム愛好家からの「LED光源を用いたホログラム用照明があったらいいな」と言う声に答えるべく、浜松ホトニクス中央研究所時代に開発した三次元表示装置「ホログラムゴーグル」の要素技術を活用しホロライトの開発に着手する。

2007年10月にホロライトが発明され、当時、池田は試作装置から発する光をみて驚き「この光には無限の可能性がある」と感じホロライトの製品化を決意。
同年11月には運良く浜松市オプトロニクスクラスター創成事業化開発費補助事業に採択され、ホロライト製品化への一歩を踏み出した。

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ホロライトの製品化、多様化へ

2007年12月に光産業創成大学院大学で催されたホログラフィック・ディスプレイ研究会にホロライトを参考展示し、初期試作機30台を販売。2008年初頭には製品化に向け、光学素子金型および駆動回路を開発。そして、2008年4月遂にホロライトは製品化された。

その後もホロライトは発展し続け、ホログラム再生用照明としてだけではなく、起業実践を通じて様々な業界に対して応用開発され、各業界のプロフェッショナルに使用される数少ないLED照明の一つとなった。

その類を見ないオンリーワン製品は、我々に新しい価値観を提供し、世界の平和に貢献できる無限の可能性を秘めている。

「ホロライト HOLORER-it」の由来

ホロライトは日本語表記、英語表記では異なった由来がある。日本語表記は、3次元像が記録された写真であるホログラムの略称「ホロ」とホログラムを高品質に再生する照明「ライト」を組み合わせた「ホロライト」。そして英語表記は、ホログラム愛好家を意味するホロラー「HOLORER」と、それ「-it!」を組み合わせた「HOLORER-it」駄洒落造語である。